持ち込みヘアカラー専門美容室Caratのヘアカラー情報
明るい色にヘアカラーしたい方への注意点
髪を明るくすると、気分まで軽くなったような気がする!
赤、黄色、オレンジ、アッシュ、マット、ブラウン・・・色々なカラーリング剤が販売されています。
明るく染めて、色味も綺麗に染める! 実は美容室でも結構難しい技術なんです。
なぜかって???
ヘアカラーの色は、染める前の髪の色でまったく変わってしまうからです。
たとえば、黄色の髪の方が赤色で染めるとどうなると思います???
答えはオレンジ色なんです。そう、絵の具と同じなんです。
ですから、通常の美容院で染める場合は微妙なカラー剤の調合や
根元と毛先などの色の違う部分で塗布する薬剤を変えるなどの細やかなテクニックが必要です。
髪の毛には以前のカラーなどが残った上に、根元から黒髪が生えてきています。
この根元と毛先のカラーの色を合わせるだけで、かなりの難易度なんです。
あくまでも市販のカラー剤を使用するカラットでは施術が困難な場合やカラーリング自体をお断りするケースもございます。
でも市販のヘアカラー剤は直接染料のおかげで、比較的、色ムラは感じにくく出来ています。
ただ、明るくするためにカラー剤にはブリーチ(脱色剤)が入っており、これを繰り返す事によって
染めるたびに髪の色素を脱色するため、どんどん明るくなってしまいます。
この傾向は美容室で染めるカラーより激しいと思います。
明るいカラーの特徴として、地肌に近い部分や生え際などがより明るく染まるという事もあります。
これは頭皮の体温により、薬の効果が促進され、他の部分よりカラー剤の反応が良くなるためです。
もうひとつ、特に注意して欲しいのが、以前に髪を暗く染めた経験のあるお客様です。
一度、髪の色を暗く染めた場合、上から明るい色のヘアカラー剤を塗布しても
ほとんど色は明るくならないのです。
これは、美容院で染めても同じ事、われわれ美容師でもかなり難しい施術内容です。
中には赤色の色素だけ抜けて、緑っぽい色になる場合もございます。
根元が伸びている場合はその部分だけは明るくなりますので、かなりムラがある仕上がりになります。
もし、このような状態で、明るいブリーチ剤などを使用すると、根元だけ金髪で毛先は真っ黒など
かなりおかしな状態になるおそれがあります。
このような事のないように、明るくされるお客様で以前に黒染めされている方は
必ず、施術前に申し出いただくようにお願いします。
基本的にこのようなお客様はカラットでのカラーリングはお断りさせて頂いております。
正直に言って、プロの美容師から見て、おしゃれ染めと言われる、明るくするカラーリングは
市販のヘアカラー剤だけでは難しい場合があります。
以前のカラーリングや購入された商品を十分に理解された上で、
ご利用いただけますようにお願いします。
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